【樹海/鈴木光司】

 

★★★

 

私の憧れの死に方である、「樹海で腐る」

の解像度がすごく高くなった本。

 

樹海の首つり死体を定点カメラで見てた?っていうくらい

死んでからの人間の成り行きが鮮明に描かれていて

完全自殺マニュアルより詳しく、樹海の状況について知れる。

 

 

短編集なんだけど、一番最初の物語が好きだった。

 

 

 

 

親が死んだら、きっと嬉しい。

 

貴重な土曜日を使って

実家に帰ってあげていました。

 

結論からいうと、

その後遺症で、大事な日曜日を号泣+ふて寝で溶かしました。最悪。

 

 

 

毒親は自分を毒親だと認識できる能力がないのは全世界共通

うちもしかり。

催促されての半年ぶりくらいの帰省でした。

 

滞在時間は3時間。

 

実家に帰るたびに、私の生きづらさの根源はここだと実感する。

親の言葉の一言一言に、生きる気力を削ぎ落される。

 

 

帰ってからも、親からのトゲが刺さったままで

早々にお風呂に入って寝た

 

次の日起きても、昨日のことが反芻して

泣いて、寝て、泣いて、寝ての繰り返しで

起きたら夕方の7時。本当に最悪。

 

 

そうそう、親は乳癌が見つかったそうです。

手術をして、切除+放射線治療を開始するそう。

まだ生きようとしてるのほんとだるい

 

 

小学生の頃から、

親が死んだら私は一人で生きていくんだと覚悟はしていたので

20代になった今、「え、まだ死なんの?」という気持ちでいっぱい。

 

 

今まで傷つけられたこと、なくなるわけなんてない。

せめて私の生きづらさの根源。

早めになくなれ!

 

 

【夜に星を放つ/窪美澄】

 

「もう何も失いたくない

でも私は、また人と関わりたいと思った。」

という帯の言葉が素敵だなと思って購入した本。

 

コロナ禍、色々な人間関係を失ってしまった人たちの短編集。

文章があんまり好みじゃないのと、少し浅くて、無理やり星の話にこじつけたのかなって感じだった。

 

 

積読本増員した

 

最近ほんとうに希死念慮が大暴れしすぎて

色々調べて、自殺がテーマの小説を数冊購入してみました。

自殺したい人が、人の温かさにちょっと触れる話かな?

人間関係を諦めてしまった私にとって

死にたい気持ちを救ってくれる人は現実世界にはいないから

疑似体験。

 

ちょっと虚しくて情けないけど

昔からこうやって自分の心を保ってきたから

物語で少しでも気持ちが柔らかくなれればいいな

 

【愛されなかった時、どう生きるか/加藤諦三】毒親に育てられた後のむごい答え

 

読みました。

この方の本もすごく好きで何冊か読んでるのですが

何気ない一行一行が本当にグッサグッサ心に刺さる

 

著者(大学の教授)が、友達とうまくやっている学生と付き合うのは容易で楽しいが

孤立している学生と付き合うのは大変なエネルギーと時間を消耗させられる、

って書いてて泣いた(2日くらい本開くのやめた)

 

 

親に愛されなかった子は、結局他人から見ても

関わりづらいんだ

誰かに助けて欲しいと思ってるのに

そりゃあ、他人からしたら巻き込まれたくないし

愛されて育った屈託のない人間と話す方がいいよね、そうだよね

 

 

親に傷つけられたことは事実だけど

お前が変わらないと進まないぞ、と愛と根拠で

平手打ちしてくる本だった。

 

 

 

 

何者にもなれなかった私へ

 

自分の周りが、仕事でそれなりのキャリアを築いていたり

結婚してこどもがいる中

反出生主義のブス喪女短期離職人間となりえた自分。

 

最近、外に出て人を見るたびに憂欝な気持ちになって帰ってきます。

特にショッピングモールはヤバい

メンタル削られる

人生の見世物市みたい

 

こういう気持ち、クォーターライフクライシスっていうらしい。

人生の1/4あたりの幸福の低迷期

自分の人生、これで良かったのかと振り返り病んじゃう時期だそう。

私は、小学生の頃からずっと人生はクライシスなんだけど…

 

 

もし継続して仕事を続けていたら、今よりマシな人間になっていたのだろうか

とか思うけど、仕事を続けることができなかったのって

私の根性がなかったんじゃなくて

大人になるまでの間に、寄り添ってくれた人・肯定してくれた人が

いなかったから

心のHPの最大値がそもそも他の人より少なかったんだと思う

 

振り返ってみると、明るくて社交的な同期は

両親と仲の良い話をよくしていたな

 

育ちの傷がジュクジュク膿んで治りそうにないな



【本当に欲しかったものは、もう /Twitter文学アンソロジー】

 

★★

帯にある「5分後に、虚しい人生」に共感できてしまうことが

虚しい。

ポケモンのゲームの話。幼少の傷に沁みた。