【感情は、すぐに脳をジャックする/佐渡島庸平・石川善樹・羽賀翔一】

感情は、すぐに脳をジャックする 作者:佐渡島庸平,石川善樹 学研プラス Amazon 心理学とかしらないけど、感情の仕組みについてちょっと知りたい人、 普通に育ってきたうえで、怒りとの向き合い方について アドバイスが欲しい人 には良い本かも。 著者自体が…

【地ごく/献鹿狸太郎】★★★

地ごく 作者:献鹿狸太朗 講談社 Amazon 「死んだ方がましのくせになぜ生きているのか不思議な底辺が、 将来そうなるであろう若いだけの同じ底辺によって苦しめられている」 と同じ団地の住民を見下す久野 「地ごくから地ごくに行くようなものだと思えばなん…

【樹海/鈴木光司】

樹海 (文春文庫) 作者:鈴木 光司 文藝春秋 Amazon ★★★ 私の憧れの死に方である、「樹海で腐る」 の解像度がすごく高くなった本。 樹海の首つり死体を定点カメラで見てた?っていうくらい 死んでからの人間の成り行きが鮮明に描かれていて 完全自殺マニュアル…

親が死んだら、きっと嬉しい。

貴重な土曜日を使って 実家に帰ってあげていました。 結論からいうと、 その後遺症で、大事な日曜日を号泣+ふて寝で溶かしました。最悪。 毒親は自分を毒親だと認識できる能力がないのは全世界共通 うちもしかり。 催促されての半年ぶりくらいの帰省でした。…

【夜に星を放つ/窪美澄】

夜に星を放つ 作者:窪 美澄 文藝春秋 Amazon ★ 「もう何も失いたくない でも私は、また人と関わりたいと思った。」 という帯の言葉が素敵だなと思って購入した本。 コロナ禍、色々な人間関係を失ってしまった人たちの短編集。 文章があんまり好みじゃないの…

積読本増員した

最近ほんとうに希死念慮が大暴れしすぎて 色々調べて、自殺がテーマの小説を数冊購入してみました。 オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) 天国はまだ遠く(新潮文庫) やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫) 死にがいを求めて生きているの (中公…

【愛されなかった時、どう生きるか/加藤諦三】毒親に育てられた後のむごい答え

愛されなかった時どう生きるか 甘えと劣等感の心理学【電子書籍】[ 加藤諦三 ]価格: 520 円楽天で詳細を見る 読みました。 この方の本もすごく好きで何冊か読んでるのですが 何気ない一行一行が本当にグッサグッサ心に刺さる 著者(大学の教授)が、友達とうま…

何者にもなれなかった私へ

自分の周りが、仕事でそれなりのキャリアを築いていたり 結婚してこどもがいる中 反出生主義のブス喪女短期離職人間となりえた自分。 最近、外に出て人を見るたびに憂欝な気持ちになって帰ってきます。 特にショッピングモールはヤバい メンタル削られる 人…

【本当に欲しかったものは、もう /Twitter文学アンソロジー】

本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー (集英社単行本) 作者:麻布競馬場,新庄耕,外山薫,木爾チレン,山下素童,霞が関バイオレット,かとうゆうか,pho,豊洲銀行網走支店,窓際三等兵 集英社 Amazon ★★ 帯にある「5分後に、虚しい人生」に共感…

【カケラ/湊かなえ】

gT67nDc カケラ (集英社文庫) 作者:湊かなえ 集英社 Amazon ★★★ 読了。 自分の正しさは、誰かにとっての悪意で みんな自分の人生を必死に生きているだけなのに 絡み合って傷つけ合う。 それが人生というなら 私は早々にリタイアを希望したい。 そんな物語で…

20代後半の私が子供を持ちたくない理由

私が、子どもを持ちたくない理由 それはとても単純なことで 「人にされて嫌なことは、自分もしない」と教えられてきたから。 私は、生まれてから今まで、生きてて楽しいと感じたことはない。 生まれてきて良かったと思ったことはない。 いつも苦痛だった。 …

理想の暮らしを想像し、むせび泣く

私の理想の暮らしは、1,2年おきくらいに居住と仕事を転々とすること。 雇用保険も社会保険もどうでもいい。 私がどれだけ「「死にたい」」と思わずに生きていけるかが一番大事。 どこの職場にも絶対にいる 嫌なヤツ を 無視する寛大さもなければ、戦う余…

あと何冊読めば幸せになれる?

私が中学生で、生きづらさに悩み始めたとき 調べて出てくる言葉は 「アダルトチルドレン」「自己愛性パーソナリティ障害」くらいしかなかった。 特にアダルトチルドレンは、海外の文献が多かったから 読んでも腑に落ちないこともあった。 だから今、「HSP」…

共感はされたいが、共感はしたくない。人は与えられたものしか、与えられない。

「昨日、病院で点滴を受けてきて、めっちゃ痛かった」 と知り合いに内出血した点滴跡を見せられた私が言ったのは、 「まだマシな方じゃないですか?」だった。 自分でも糞みたいな人間だなと思った。 もちろん、内出血した点滴跡なんて死ぬほど見てきたし 点…

「みんな」の中に自分がいないと思う理由

「みんな頑張ってね」「皆さん、おはようございます」 「みんなに協力してもらいたい」 私は小学校の頃から、漠然と投げかけられる「みんな」という言葉の中に 自分は存在していない、と感じる子供だった。 その理由は、明確にあった。 小さい頃、一人っ子で…